【感想・ネタバレ】「ダブル・イニシャル」新津きよみ|展開にヒヤヒヤ
新津きよみさん「ダブル・イニシャル」の感想です!
ネタバレ含みますので、未読の方はご注意ください。
「ダブル・イニシャル」内容
【あらすじ】
Amazon.co.jp「ダブル・イニシャル」
安藤亜衣里、木村京美、市川郁子。かつて米国で起きた「Wイニシャル殺人事件」の真似をするかのように、姓名のイニシャルが同じ女性が連続して殺害された。遺体には左半身に犯人による損傷が残される共通点があった。警視庁捜査一課の刑事・井垣俊は、彼女らが同じ結婚相談所に登録していた事実に辿り着く。婚活の果てに幸福を掴んだはずの女性を狙ったのは誰か。嫉妬にまみれた殺意の真相に迫る、サスペンス・ミステリー。
「Wイニシャル」の女性を狙った連続殺人事件の真相に迫るミステリー小説。
被害者の共通点「Wイニシャル」とは、姓と名の頭文字が英語表記・日本語表記ともに同じことを意味しています。
例えば安藤亜衣里なら、姓の頭文字は「あ」、名の頭文字も「あ」。
英語表記にすると、どちらも「A」ですよね。
被害者のもう1つの共通点は、遺体の左側に何らかの損傷が見られること。
刑事の井垣俊、安藤亜衣里の大学の同級生・堂本悠子が謎を解いていきます。
「ダブル・イニシャル」感想(ネタバレあり)
おすすめ度:★★☆☆☆
ラストに伏線が回収される…というよりは、徐々に真相に迫っていく感じのミステリーですね。
鮮やかな伏線回収劇が好みの人には不向きかも。
私もどちらかといえば上記の人間なので、謎解き面に関してはもう一息の印象でした。
ただ、怖さは十分味わえます……
悠子の上司・峯村道子
悠子の弟・堂本隆(結婚して竹川隆になる予定)
井垣の姉・井垣美江(結婚して光岡美江になる予定))
周辺にどんどんWイニシャルの人間が現れるので、次は誰かが悲惨な目に遭うんじゃないか…と緊張してきます。
結果全員無事でしたが、この展開にはゾクゾクさせられました。
個人的には、謎解きよりも怖さを楽しめる小説かなと思っています。
あと、結婚して姓が変わることへの苦悩とかが書かれているので、同じ方は共感できると思います…!
あとがきで知りましたが、刑事の井垣俊はこちら↑の作品にも登場しているそうです。
私は未読なので、読んだら感想追記しますね!
まとめ
以上、「ダブル・イニシャル」の感想でした!
これ現実で起こったら怖いだろうな~
結婚するとき、相手の苗字も気にしちゃいますね。