【感想・ネタバレ】「そして誰もゆとらなくなった」朝井リョウ|ゆとりシリーズ完結編
朝井リョウさん「そして誰もゆとらなくなった」の感想です!
ネタバレ含みますので、未読の方はご注意ください。
「そして誰もゆとらなくなった」内容
【あらすじ】
『時をかけるゆとり』『風と共にゆとりぬ』に続く第三弾にして完結編。
怒涛の500枚書き下ろし! 頭空っぽで楽しめる本の決定版!修羅!腹痛との戦い
戦慄!催眠術体験
迷惑!十年ぶりのダンスレッスン
他力本願!引っ越しあれこれ
生活習慣病!スイーツ狂の日々
帰れ!北米&南米への旅etc……一生懸命生きていたら生まれてしまったエピソード全20編を収録。
Amazon.co.jp「そして誰もゆとらなくなった」
楽しいだけの読書をしたいあなたに贈る一冊です。
朝井リョウさんのエッセイ3部作、第3弾。
そして、シリーズ完結編でもあります。
とにかく笑えます。軽めのものが読みたいときにおすすめ!
「そして誰もゆとらなくなった」感想(ネタバレあり)
おすすめ度:★★★★☆
感想は書けていませんが、シリーズ3部作全部読んでいます。
今回は、前々作や前作とつながってたエピソードが多かった印象。
まあ、読んでなくても十分楽しめますけどね。
朝井リョウさんの生活の一部を覗いている感じで、今回も頭空っぽにして笑いながら読みました。
個人的に好きだったのは、「精神的スタンプラリー」(北米・南米)の話。
世の中的に“しておくべき”と言われていることをしていないと不安になる気持ち、すごく共感です。
そのうち押せなかったスタンプが増えて、後悔しそうになったときに今回の経験を思い出して「押せていたとしても多分「こんなものか~」なんだよ、と自分を甘やかす」というまとめ方も、なんか朝井さんらしい(笑)
とくに笑ったのは「空回り戦記」(説明会編・サイン会編)と「作家による本気の余興~職業病編~」でした。
あと、相変わらずトイレ事情の話が多めでした(笑)
朝井リョウさんのおすすめ作品
ゆとりシリーズのエッセイは全部読んでいるよ~って方におすすめしたいのが「発注いただきました! 」。
(ってこれも読まれていたらすみません…)
朝井さんが今まで依頼された仕事を「発注内容→実際の作品→感想」の3構成で紹介する作品です。
発注内容なんて、普段見ることないですもんね。斬新!
文章を仕事にしたい方、している方はとくに勉強になるかも…
朝井さんの率直な感想が面白いです(笑)
まとめ
以上、朝井リョウ「そして誰もゆとらなくなった」の感想でした!
シリーズは完結となるようですが、またどこかで朝井さんのエッセイが読めることを期待しています(笑)